【医学部CBT】2年前を思い出してみる【まずは合格ラインへ】

こんにちは、ケンタローです。

この季節になり、Twitter等でCBTを控えている人が増えてきた気がします。(この記事を読んでいるかはわかりませんが、合格した方はおめでとうございます👏)

本記事では、CBTが近づいてきて「やばい、もう1ヶ月切った💦何すればいいかな?」という人に向けて、

「CBT本番まで、とにかく”これ”に絞ってひたすら取り組んでみて」

という話をします。

この記事を読んでほしい人
  • CBTが近いのに全然勉強できてない人(サボりすぎた💦)
  • とりあえずCBTに合格したい人(高得点までは求めてない)
  • CBTを今後控えている人(1〜4年生)

高得点を取りたい人は、更に質を上げて幅広い分野の知識を取りこぼしなく、正確に身に付けないといけません。

注意

CBT対策と言っても、合格する勉強高得点を取る勉強とでは、質も量も変わってきます。

本記事は、合格するための最低限の勉強方法を紹介します。

現在僕は医学部6年生で、5年間学内で下3分の1で居続けている、なんとも成績微妙組です。

そんな僕でも高得点ではありませんが、CBTを一発で合格できたので今回記事にしました。

ケンタロー
ケンタロー

根本は間違っていないと思うので、人によっては8割、9割を取れるかも?

ちなみに僕の成績は以下の通りです。

正答率
A領域87.50
B領域68.75
C領域77.50
D領域81.94
E領域81.81
F領域83.33
合計77.82

正答率:77.82

IRTスコア:499

ケンタロー
ケンタロー

平均のちょい下でした。なんとも言えませんね(^_^;)

6年生になり、これまでの学生生活を振り返ってみて、4年次(大学によっては3年次)のCBTは医学部生活の一大イベントの1つであり乗り越えなければならない壁でもあります。

CBTとOSCEは、合格できないと進級はおろか5年次の病院実習ができないので頑張りましょう。

また、6年次のマッチングでは、CBTの成績を提出する病院も多く見受けられます。ここで頑張っておくとマッチング(就活)で自分の行きたい病院に行ける可能性が高まるかもしれません。

ケンタロー
ケンタロー

「合格できそう」と思ったら、更に上を目指してみて!

CBTとは

CBTとは、臨床実習を始める前に十分な医学的知識を持っているかを確認する試験です。

試験内容は、モデル・コア・カリキュラムに基づきます。

ケンタロー
ケンタロー

知識を見るためにCBT、診察技能や態度を見るためにOSCEといった感じです。

先程、僕の成績を紹介した際にA〜Fの6つのブロックがありました。 

具体的な試験時間や出題形式は以下の通りです。

ブロック試験時間形式問題数
A〜D各1時間5選択肢択一60題
E1時間多選択肢択一40題
F1時間順次解答4連問40題(10症例×4問)
合計6時間320題

※Fブロックは、4連問で一度解答したら前の問題に戻れません。

CBT対策に必要なもの

CBT対策の勉強をする上で必要な問題集と参考書があります。

各大学の試験対策にすでに使っている人も多いと思いますが、それも踏まえて紹介します。

CBT対策に使う問題集

多くのCBT受験生が使っている問題集、QBオンラインです。

後ほど具体的な演習方法を紹介しますが、

とにかくQBオンラインの問題・解説の隅々まで目を通し、周回しましょう。

CBT対策で使う参考書

こちらは既に大学の試験対策で使っている人も多いでしょう。

病気が見えるシリーズレビューブックシリーズです。

病気がみえるシリーズ

電子版でiOS、Andoroid共に対応しています。

病気がみえるシリーズが1~10まで入っており、何かを調べたい時に目次や索引から探すのではなく、「検索」から目的のページへ飛ぶことができるので時短になります。

また、科目の跨いだ内容でも一発で検索し、目的のページに飛べるので重宝しています。

ケンタロー
ケンタロー

僕的にはこれが一番おすすめ!

※一つ一つ載せているととんでもないことになるので、各分野ごとの「病気がみえる」は記事の最後に載せます。

図解・イラストで理解したい人向け

レビューブックシリーズ

CBTや国試で出題頻度が高い、押さえておきたい部分をピンポイントで勉強したい人向け

MEMO

レビューブックには、この他に公衆衛生と必修・禁忌がありますが、公衆衛生は国試受験時に最新の情報で勉強したほうがいいと思うので、CBTのためだけに買うと国試受験時にもう一度買うことになるかもしれないので今買わなくてもいいかなと思います。

また、必修・禁忌もCBT対策というよりかは国試・Post-CC OSCE対策に使うことになるので今でなくていいかと思います。

ケンタロー
ケンタロー

ちなみに僕は、どちらも全て持っています。(お金はかかりますが、それで合格して進級できるのなら、長い目で見て安い買い物だと思います。)

なんとか合格ラインに持っていけた僕のCBT勉強法

いよいよ本題に入ります。

先程とにかくQBオンラインの問題・解説の隅々まで目を通し、周回しましょう。と言いましたが、この言葉の通りです。

CBTはプール問題から各々320問出題されるので、友達と問題は違いますし、過去問が出るというわけでもありませんが、QBオンラインをきちんと周回できればで事足ります。

ケンタロー
ケンタロー

解答の選択肢一つ一つを見て、正解の理由と不正解の理由をきちんと言えるようにしましょう。

vol.2,3→vol.1→vol.4の順に勉強しよう

vol.2,3は、出題範囲が最多なので、まずはこの2つに取り掛かりましょう。

vol.2,3の目処がある程度立ったら、vol.1→vol.4の順に取り掛かりましょう。

vol.4は、vol.2,3で身につけた知識を使って臨床問題を解いていきます。vol.2,3の復習になりますし、実際に医師になった気分で楽しく解けると思います。

MEMO

vol.4の4連問は、1症例(4問)解いている間は前問に戻ることができません。

次の問題を見た時に、さっきの問題で間違えていることを知り、萎えることもあれば、正解していることを知り、嬉しいこともあります。

仮に前問で間違えていたとしても、問題文から新たな情報が手に入るので気持ちを切り替えて問題に臨みましょう。

知らない知識はメモ(ノート)に残そう

QBオンラインには、問題横に「ノート」という部分があります。

解説部分で知らない知識があれば、コピペするなり自分の言葉に要約するなりしてメモを残しましょう。

参考までに僕が今使っているQBオンラインの画像です。(国試バージョン)

赤で囲った部分です。

解いた問題を自分なりに評価しよう

問題を解いて、正解なら◯、不正解なら✕が自動的に付きますが、自分で変更することも可能です。

例えば、

「何回やっても間違えないぞ!」→◎

「正解できたけど、他の選択肢を否定できなかった…。」→△

もちろん、そのまま◯✕で正答率を把握できますが、その問題を厳しく評価してみると正解の質が上がるので良いと思います。

ケンタロー
ケンタロー

△にすると正答率が下がるので、テンションは下がりますけどね…😭

参考までに僕が今使っているQBオンラインの画像です。(国試バージョン)

赤で囲った部分です。

解説にのめり込み過ぎないように

QBは、良くも悪くも解説が豊富です。

解説がたくさんあってとてもありがたいのは間違いありませんが、情報量が多すぎて、優先順位の低い知識を「覚えなきゃ💦」と思ってしまう可能性があります。

一度で理解できない内容はとりあえず栞🔖をつけたり、ノートにメモしたりと焦らず、割り切るのも大切です。

間違えた問題は次の日の解き直そう

間違えた問題は、次の日に解き直しましょう。

昨日解説を読んだ部分がきちんと理解できているかの確認です。

中には、「また間違えてしまった」という問題もあるでしょう。その部分は自分だけのまとめノートにまとめてみてください。(次の項目で解説します。)

よく出る問題・苦手な分野を集めた自分だけのまとめノートを作ろう

問題を解いていく中で、何度も出てくる問題や何度も間違えてしまう問題があると思います。

それをまとめノートにまとめて、CBT前日や本番前に確認しましょう。

前日や直前は緊張しますし、直前過ぎて何していいかわからなくなる時があります。そんな時、自分なりにまとめたノートが今何をしたらいいのかを教えてくれます。

そんな時にオススメなのが医学生御用達の「Good Notes 5」です。

GoodNotes 5

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まとめ

今回は、なんとかCBTに一発合格できた僕のCBT対策についてお話しました。

今回話した内容は、合格ラインに到達するための勉強法です。

CBT対策に必要なものは、

  • QBオンラインで勉強しよう
  • 参考書は、病気がみえるシリーズとレビューブックシリーズ

具体的な勉強方法は、

  • vol.2,3→vol.1→vol.4の順に勉強しよう
  • 知らない知識はメモ(ノート)に残そう
  • 解いた問題を自分なりに評価しよう
  • 解説にのめり込み過ぎないように
  • 間違えた問題は次の日の解き直そう
  • よく出る問題・苦手な分野を集めた自分だけのまとめノートを作ろう

高得点を取るためにはもっと質と量を上げないといけないと思います。(僕が微妙な成績だっただけで、同じやり方で高得点取れる人は全然いると思います。)

ある程度「合格できる」という自信を持ってCBTを受験できるように頑張ってくださいね。

ケンタロー
ケンタロー

今年は僕も国試が控えています。一緒に乗り越えましょう🔥

各分野の「病気がみえる」

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