こんにちはケンタローです。
ついに115回医師国家試験が終わりましたーーーー!👏👏👏
現時点ではあくまで自己採点ですが、結果はこんな感じです。
もっとすごい人がたくさんいるので偉そうなことは言えませんが、今回医師国家試験を受けて僕が感じたことを書いていこうと思います。これから医師国家試験を受ける方々の参考になれば幸いです。
「115回医師国家試験を終えて」のシリーズは全4回に分けて書いていこうと思います。今回はその第1弾です。
シリーズの流れは以下の通りです。
- これから受験する方々へ
- 6年生の1年間と勉強記録
- 医師国家試験を乗り越える上でのオススメの勉強道具・環境
- もしもこれから医師国家試験を受ける場合はどのように勉強する?
まず初めに僕の成績の推移と勉強においての僕の特徴を簡単に紹介します。
必修(%) | 一般/臨床(%) | |
春メック(@5月のどこか) | 81.0 | 54.6 |
夏メック(@9/8~9/9) | 74.5 | 67.3 |
MM模試(@11/16~11/17) | 90.5 | 74.2 |
冬メック(@12/15~12/16) | 80.0 | 74.0 |
4テコ(@1/5~1/6) | 83.5 | 82.0 |
国試(@2/6~2/7) | 88.5 | 79.3 |
- 覚えるのが苦手(特に直前詰め込み系は苦手)
- 周りに影響されがち
- すぐに色々なものに手を出しがち(複数の予備校)
- 復習の仕方が下手(方法やタイミング)
だいたいの僕の特徴と成績の推移を見ていただいた上で本題に入ろうと思います。
- まずはメインとする予備校を決めよう!
- 複数の予備校を利用するのはあまりおすすめしない!
- 予備校を複数利用するなら?
- 模試はどうする?
- 直前講座はどうする?
- 直前期の1ヶ月間にやったこと(あくまで参考)
以上の6つを軸にこの1年で僕が感じたことを紹介します。
本記事も含め、「115回医師国家試験を終えて」のシリーズは、「6年生の1年間で」というのが前提です。
5年生のときから、早ければ4年生のときからコツコツ勉強している人もいるでしょう。(素晴らしいと思います!)
「もうとっくに終わってるわ!」という人でも「最後の1年間どうやって過ごそうかな?」って思うと思いますので、僕の最後の1年間の過ごし方が、その参考になれば嬉しいです。
正直言って、僕はこのステップが一番大切だと思っています。
なぜなら、自分に合う先生やテキストを見つけられるかどうかが今後の勉強の捗り方に大きく影響するからです。
ちなみに僕に合ったのはMedu4の穴埋め形式のテキストでした!
復習があまり上手ではない僕にとっては、穴埋めテキストを赤シートで隠して理解を確認するという機械的な方法がぴったりでした。
皆さんにも合う合わないがあると思います。
まずは自分に合うテキストや先生を見つけてみてください。
結論から言うと「複数の予備校を利用するのは、あまりおすすめしない」です。
理由は3つあります。
当たり前かもしれませんが、各予備校「この科目はうちで、他の科目は他の予備校を推奨する」といったことはしていません。
その予備校を最後まで信じ切ることができれば合格できるように作られているはずです。
もちろん予備校間でも得手不得手はあるでしょう。でも全科目トップ合格、満点合格を狙う人ならともかく、現時点で大事なのは合格ラインに到達することであり、そう考えると予備校間の差はさほど気にする必要はありません。
各予備校が推奨している勉強スケジュール・教材に沿って勉強を進めることが合格への一番の近道であり、それが自分好みかどうか、1年間信じ続けられるかどうかだと思います。
例えば、MECとMedu4を例に上げてみると、「女性の更年期障害」はMECでは産婦人科講座に、Medu4では加齢老年学に含まれています。
例えば、産婦人科だけMedu4で取って、他の科目はMECみたいな取り方をすると女性の更年期障害の勉強を動画講義ではできなくなってしまいます。
抜けが出ないようにするためにも、あくまでベースとなるテキスト・予備校は1つに絞るのがいいと思います。
メジャー、マイナー、産婦・小児・老年、救急・中毒・麻酔・公衆衛生、みたいに大きなグループごとで選ぶやり方もあります。(それは割と多くの方がやっているそうです。)
あくまでベースとする予備校は1つに絞るのがいいかと思います。
「普段使ってない予備校けど、この講座は取ろう」と明確な目的を持っている講座でない限り、むやみに手を出すのは避けたほうがいいと思います。
消化不良になってしまいました…。💦
「みんながやっているからこれもやらなきゃ」と色々と手を出してしまうと消化不良はもちろんのこと、本来の勉強計画が崩れてしまい、大事な直前期に迷走してしまいます。
「この予備校を信じて国試を乗り切る!」と決めたら、それを信じてひたすら反復する方が、結局は自分の身になると思います。
コスパも良いし!
これから年間スケジュールを立てる上で、一度動画講義の配信時期の確認も踏まえて、各予備校の推奨する勉強スケジュールを見てみるのがいいかと思います。
➢TECOMの年間スケジュール
大まかな目安を決めるときは、復習のタイミングも考慮してからにしてくださいね。
でないと僕のように消化不良になってしまいます。
僕が受けたのは、春メック、夏メック、MM模試、冬メック、4テコの5つです。
受験時期は以下の通りです。
春メック | 5月のどこか(メモし忘れ) |
夏メック | 9月8日、9日 |
MM模試 | 11月16日、17日 |
冬メック | 12月15日、16日 |
4テコ | 1月5日、6日 |
この日程は、大学の国家試験対策委員の人が決めてくれたものですが、受けるタイミングとして非常に良かったと思っています。
- 5月の春メックではじめに自分の位置を知る
- 9月の夏メックで臓器別の勉強をした上での自分の立ち位置を知る
- MM模試、冬メック、4テコで1ヶ月ごとの自分の成長を感じながらラストスパート
みたいな流れです。
直前期は、1年間の中で成績の伸びが大きい時期だと思います。
一通り国家試験の出題範囲を勉強してきたからこそ、解ける問題が増えてきて、それによって勉強のモチベーションも上がります。
このループに入ることができた時が勉強していて一番楽しかったです。
直前講座の良いところを自分なりに挙げてみます。
- 予想が当たれば儲けもの
- 総まとめのような講座で復習になる
- 予想問題という名の新問題を解くことができる
- 模試感覚で問題を解けば直前期に培った知識と思考力を試せる
受講した上での正直な感想は、直前講座は取っても取らなくてもいいです。
ただ、取らないほうがいいと思う人がいると思います。これはまさに僕がそうだったからです。
取ってもいい人、取らないほうがいい人を紹介します。
直前講座を取ってもいい人は、現時点で合格できそうな位置にいて余力のある人と直前講座の日程や復習のタイミングまできちんと把握し計画できている人です。
あくまで自分の理解度と勉強計画の進捗状況を最優先とした上で、ということですが、こういう人は合格までの態勢が更に万全となることでしょう。
先程挙げた直前講座の良いところの中に、メリットを感じた人には受けることをオススメします。
僕は直前講座を取りましたが、実は取ってはいけない人だったのではないかと思っています。
直前講座の存在を把握しておらず、配信が開始されたことを知ってから「え?これやらなきゃいけないやつ?」という不安から無理に勉強スケジュールに組み込んで受講しました。
自分が本番までに計画していた中にその講座は入っておらず、さらにはまとまった復習の期間を設けられなかったため、結果的に消化不良になってしまいました。
消化不良になり、きちんと理解できない状態で、「あ!見たことある!」「なんのことかわかんないけど的中ってことでこれが答えかな?」と選んでしまいます。
医師国家試験にギャンブルで臨むのはおすすめしません。
これは、直前期のある1週間の勉強計画・結果です。
勉強時間としては、1日10時間いかないくらいです。
- 過去問3年分
- 全科目QB1周目問題
- 究極MAP10周
- 必修QB50問/日(全問題)
- 公衆衛生QB50問/日(全問題)
- 4テコ
- MEC直前予想講座
- LAST MESSAGE
- テストゼミ2020(予想編)
- サマライズ復習
- Dr.孝志郎の必修予想講座
- これまで受けた模試の復習(必修のみ)
- Anki
「115回医師国家試験を終えて」のシリーズは第1弾「これから受験する方々に伝えたいこと」は以上になります。
まとめるとこんな感じ↓
- まずはメインとする予備校を決めよう!
- 複数の予備校を利用するのはあまりおすすめしない!
- 複数の予備校を利用するなら、予め計画的に目的を持って!
- 模試は、初期の自分の位置の把握→臓器別の勉強後に→1ヶ月ごとに受けて自分の成長を感じながらラストスパート!
- 直前講座は取っても取らなくてもいいけど、取らない方がいい人はいる!
6年生が始まる前に、そして直前期に目を通していただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。