春に入学して新しい学生生活が始まり、「大学生になったらバイト始めようかな。」と思っている人も多いのではないでしょうか。
「勉強や部活で忙しいからバイトはできないのかな」と心配している人もいるでしょう。
一方で大学生の間は「遊びや旅行に専念して大学生ライフを楽しみたい」という人もいるかもしれません。
実際に僕が5年間過ごし6年目に入って思うことは、医学部は他の学部とは一風変わった環境だということです。
国公立大学だと学内でも様々な学部の人と会えますが、私立大学だと医療系の学部しかない大学もあり、環境がちょっと狭い感じもします。
様々な学部の人、環境の人とも会えるという点でもバイトには多くのメリットがあると思っています。
ちなみに僕はバイトをしているので、現役の医大生の視点で医大生のバイトについて話したいと思います。
どうしてそのバイト先を選んだのか、そのバイト先を選んだ理由や基準なども最後に紹介するので最後まで読んでみてください。
※なかなかいませんが、僕は6年生になった今でもバイトをしています。
- 医大生がバイトをするメリット
- 医大生におすすめのバイト6選
- 僕が今のバイト先を選んだ基準
医大生の学生生活ってどんなものを想像していますか?
勉強や実習はもちろん、医学部の中には独自の部活があります。
正直言って、その生活に慣れるまではかなりハードです。勉強も覚えることいっぱい。
受験勉強であまり体を動かしていなかったから、部活に入りたての頃は練習の度に全身筋肉痛で帰ったらバタンキューなんてことも。
そんな中、「自分の時間を削ってまでバイトをする意味があるのか」という意見ももちろんあります。(最後の学生生活ですからね)
たしかに医者になったら「学生の頃にバイトで稼いだお金なんて…」と感じるかもしれません。
医者になってからのバイトの時給は10,000円くらいなんだとか!
夢がありますよね!
とはいえ、僕もそうですが周りの友達の多くはバイトをしています。
どうしてバイトをしているのでしょうか。
そこでまずは医大生がバイトをするメリットを紹介します。
- お小遣いではなく自分で稼いだお金になる
- 社会経験になる
- 交友関係の幅が広がる
- 暇つぶし・気分転換になる
医学部に合格するために高校生活の多くの時間を勉強に注ぎ、「バイトは大学が初めて」という方が多いと思います。
やってみて思うのは、自分で稼いだお金は嬉しいです。自分で自由に使うことができるようになり生活が豊かになります。
バイトの初任給で日頃の感謝を込めて家族にご馳走するのもあり!
医学部に合格できたのは自分の努力もありますが家族の支えがあってのことです。
バイトの種類や働き方の工夫次第でたくさん稼ぐこともでき、稼いだお金で大きな買い物や旅行だってできます。(月10万超えの人も!)
これは「結構大きなメリットなんじゃないかな」と思っています。
冒頭にも少し話しましたが、医学部は結構狭い環境なので知らず知らずのうちに世間知らずになっていることも…。
目上の人と話すときのマナーや言葉遣いなどを見て、「あの医者、頭はいいかもしれないけど常識ないよね…。」なんて言われたら悔しい。
飲食店やスーパーなどの接客系のバイトは社会経験になるのでおすすめです。
医学部の周りには、自然と医療関係の学部が集まります。(看護・薬学・理学・臨床工学系など)
もちろんそういった人たちと交友関係を持つことは将来のことも考えてとても大切です。
でも他の学部と比べると交友関係の幅は広いとはあまり言えません。
そんなときにバイトをしていると様々な環境の人と出会えるので交友関係の幅が広がります。(そこで彼氏彼女を見つける人も!)
医学部の勉強は膨大で忙しいとも言われますが、6年間ずっと忙しいというわけでもありません。
試験期間ではない時期や低学年の時は比較的時間は作りやすいと思います。
それに自分だけでなく、友達もバイトをしています。すると自分は暇だけど友達はバイトだから遊び相手がいないなんて時もあります。
家で過ごしたり、勉強したりするのも時間の使い方としていいと思いますが、そこでバイトしちゃうのもありです。
暇つぶしになりますし、日頃の勉強や部活の気分転換にもなりますよ。
しかもお財布が潤います!
ここまででバイトをすることの魅力をいくつか話してきましたが、ここからが気になる医大生におすすめのアルバイト6選です。
僕は、今も昔もドラッグストアで働いています。他のバイトの魅力は実際に働いている友達に聞いた話をもとに書いていきます。
スーパーやドラッグストアって日常生活の必需品が売っているので訪れる機会も多いのではないでしょうか。
ここでの仕事は、主にレジや品出しです。1日のうちに多くのお客さんが買いに来るので様々なお客さんの対応をすることになります。
中にはクレーマーみたいな人もいて、大変な時もありますが、そこでの経験は将来役立つと思います。
- お客さんや店員さん、パートさんからいろいろな話が聞ける
- シフトを調整しやすいのでスキマ時間で稼げる
- コミュニケーション能力が身につき、接客を通じてマナーを学べる
- 通いやすい場所で働ける
- 社員割引で欲しい物を安く変える(日用品、美容品、食料品が1〜3割引くらいになる)
- バイトの人数が足りない時は招集がかかることがある
- 正直高時給とは言えない
バイトの鉄板と想像している人も多いと思います。同世代の交友関係が広がる。
スーパーやドラッグストアも同世代はたくさんいますが、周りと比較して見てカフェやレストラン・居酒屋のほうが多いかなと思います。
新しい友達や出会いがあるかもしれませんね。
- お客さんや店員さんから色々な話を聞けるので楽しい
- シフトを調整しやすい
- 求人も多く通いやすい場所で働ける(交友関係を広げるために中心街に行くのもあり)
- コミュニケーション能力が身につき、接客を通じてマナーを学べる
- 社員割引やまかないがあり、一人暮らしの人には嬉しいことも
- 夜遅くに営業している所は生活リズムが崩れる可能性あり
- 正直高時給とは言えない
医大生といえば家庭教師と想像している人もいるのではないかなと思います。
医学部に合格するために勉強してきたことを仕事に活かすことができます。
- 短時間で高時給なので短い時間で稼げる
- 塾とは違い沢山の生徒を見るわけではないので比較的楽
- 授業後、ご家族の方にご馳走してもらうこともあったり、なかったり
- 誰かに分かりやすく教えるスキルが身につく
- 医学生ブランドが使える
- 受験生を受け持つ事が多く割とハードル高め
- 相手の都合に左右されることもある
家庭教師と同じで単時間で稼ぐことが出来ます。大学受験でお世話になった塾で働いているというも多いですよ。
- 短時間で高時給なので短い時間で稼げる
- 受験期の仲間と一緒に仕事ができる
- 誰かに分かりやすく教えるスキルが身につく
- 医学生ブランドが使える
- 自分が勉強してきたことや経験を後輩たちに伝えることができる
- 受験時期は忙しい
- 大学生活で忙しい時期に両立するのは難しいかも
派遣に登録して派遣社員として働いている人も多いですよ。イベントスタッフや引っ越しバイトなどがあります。
- 登録していると「1日空いた」という日に仕事を入れられる
- 1日で10,000円稼げたりする
- 「人が足りないから出てほしい」といったことはなく、大学のカリキュラムに合わせやすい
- アーティストのライブなどでは、アーティストに会えるかも
- 引越バイトの時、依頼者さんからお礼をもらえることも
- 定期的な収入にはならない
- 土日や長期休みなどみんなが休んでいる時期に働くことが多い
バイトの中には、医学部生限定のバイトもあります。医療の現場を早いうちから経験できるのはいいことかもしれません。
- 実際の医療現場に入り経験を積むことができる
- 医学生だけの求人なので高時給
- 医療関係者の知り合いを増やすことができる
- 大学での勉強も活かしつつ、バイトでの経験も大学の勉強に活かせる
- 自分の将来の目標を早いうちから見つけられるかも
- 他のバイトと比べると社会経験を積むのには向いてない
- 交友関係が狭い
医大生にもバイトの選択肢はたくさんあります。
その中でも僕はドラッグストアを選びました。
どうして今のバイト先を選んだのか紹介したいと思います。
「みんなもドラッグストアにしよう!」というわけではなく、あなたがバイトを選ぶ一つの基準にしてもらえたら嬉しいです。
僕は以下の4つの点を踏まえて今のバイト先を選びました。
- 働きやすさ
- 社会経験
- 時給
- 家からの距離
- 交友関係
- ドラッグストアならではのメリット
僕の場合は、近所のお兄さんが既にそこで働いていておすすめしてもらったというのもあります。
先程の4つの点を照らし合わせてみるとこんな感じです。
- 働きやすさ→大学のことを話したら汲んでくれてシフトを組みやすかった
- 社会経験→マナーやお客さんとのコミュニケーションを学ぶことができそう
- 時給→1,100円だった(今では1,200円)
- 家からの距離→家から徒歩1分
- 交友関係→お客さんとして行ってみたら意外と同世代が多かった
- ドラッグストアならではのメリット→日用品を社員割引で買える
まずはお客さんとして行ってみたり、そこで働いている人に聞いてみたりするといいですね。
入学初期からバイトを始めるのではなく、まずは医大生の大学生活を知ってみましょう。
先輩から6年間の流れを聞いたり、部活の様子を見たりしてからの方がいいと思います。
各大学それぞれのカリキュラムがありますし、入る部活との兼ね合いも合わせて考えてみてください。
今回の記事では、医大生がバイトをするメリットとおすすめのバイト、バイトの選び方を紹介しました。
医大生の多くは、勉強や部活で忙しい中でもバイトを頑張っています。
勉強や部活で忙しい時期は週1、割と暇な時期は週2,3,4、長期休みにまとめてガッツリ稼ぐのもいいでしょう。
慣れるまでは大変かもしれませんが慣れると意外といけますし、楽しいですよ。
医者になってからのバイトは普通のバイトとは異なるものなので社会経験も兼ねて今のうちにバイトにチャレンジしてみてください。
勉強や部活の予定に合わせてシフトを調整しながらながら充実した大学生活を送りましょう。