こんにちは、ケンタローです。
12月に入り、1年間のお金の整理を始めていく時期に入りましたね。
今回は、年末にやっておきたいことの一つである「ふるさと納税」に関して、勉強し、やってみて思ったことを踏まえて記事にしようと思います。
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適宜、専門用語の解説を交えながら書いていきますので、安心してくださいね。
では早速始めてきましょう!
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ここでは、ふるさと納税が始まったきっかけと仕組みを簡単にご紹介します。
多くの人が、地方(ふるさと)で生まれ、その自治体で医療や教育を受けて育ちます。
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医療や教育には公費がかかってます。
やがて、進学や就職をきっかけに生活の拠点を都会に移し、そこで納税するようになります。
その結果、都会の自治体には多くの税収が入りますが、学生の育成支援をした地方(ふるさと)の自治体には税収が入らないという現象が起きました。
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もちろん、国税を財源とするこのような都市と地方の間のギャップを調整するための制度(地方交付税交付金や各種補助金)はあります。
東京をはじめ大都市に人口も経済も集中すると、大都市はますます大都市に、地方は人口流出や高齢化が進み、二極化が進んでしまいます。
すると、調整しようにも限界がきてしまいますよね。
そこで、
「今は都会に住んでいるけど、自分を育ててくれた地方の自治体(ふるさと)に、自分の意志で納税できる制度があったらなあ!」
という声が出てきました。
そうした声を受けて始まった制度が「ふるさと納税」です。
実はふるさと納税というのは、納税ではなく「寄付」の制度です。
具体的にいうと、
自分が選んだ自治体に寄付(ふるさと納税)することで、寄付額が(国の)所得税と(自分が住んでいる自治体の)住民税から控除される
という制度です。
つまり、寄付された自治体(ふるさと)の収入が増え、国と今住んでいる自治体(都会)の税収がその分減ります。
よって、自分が今住んでいる都会(と国)に納税する代わりに、ふるさとに納税しているような形になるということです。
![適用下限額の2,000円は控除外となり、残りが控除額となります。所得税からの控除額は「(ふるさと納税額 -2,000円)×所得税率」、住民税からの控除額(基本分)は「(ふるさと納税額-2,000円)×住民税率(10%)」、住民税からの控除額(特例分)は住民税所得割額の2割を限度とした残り全額になります。](https://i0.wp.com/www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/img/img_about_001.gif?w=880&ssl=1)
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「ふるさと納税」と言っても、本質は寄付なので、見返りや負担は考えるべきではないのかもしれませんが、せっかくなら、お得な方法を考えたほうがいいですよね。
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まずは、いくら寄付(納税)したらいいのかを考えてみましょう!
納税額を決めるにあたって、自分の収入に対していくら控除が得られるのかを知る必要があります。
控除額を知るために必要な3つの控除について、簡単に解説します。
2,000円(適応下限額というそうです)を引いた残りが控除額となります。
控除額の内訳は以下の3つで構成されています。
- 所得税からの控除
- 住民税からの控除(基本分)
- 住民税からの控除(特例分)
所得税からの控除は以下の式を用いて計算されます。
(ふるさと納税額 − 2,000円)× 所得税の税率
住民税からの控除の基本分は以下の式を用いて計算されます。
(ふるさと納税額 – 2,000円)× 10%
住民税からの控除の特例分には、特例分が住民税所得割額の2割を超えないか超えるかの2パターンがあります。
特例分が住民税所得割額の2割を超えない場合
(ふるさと納税額 – 2,000円)×(100% – 10%(基本分) – 所得税の税率)
特例分が住民税所得割額の2割を超える場合
(住民税所得割額)× 20%
![ふるさと納税(寄附金)全体に対する、控除額内訳の表。自己負担額2,000円を引いた残りが控除額となり、さらに控除額は①所得税からの控除と住民税控除にわかれます。所得税からの控除は、ふるさと納税を行った年の所得税から控除されます。住民税控除は②住民税からの控除(基本分)と③住民税からの控除(特例分)の合算で、ふるさと納税を行った翌年度の住民税から控除されます。](https://i0.wp.com/www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/img/img_deduction_001.gif?w=880&ssl=1)
①と②は所得控除なので、控除額に税率をかけたものが税から控除される額となります。
所得税は累進税率、住民税は比例税率(10%)なので、他の所得金額によって税率が変わってきます。
なにやら複雑な計算の積み上げに見えますが、要するに
住民税所得割額が2割までなら、2,000円を超える寄付金(ふるさと納税額)の全額を控除できる
→つまり、自腹は2,000円だけで済む
ということですね。
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ふるさと納税による減収の財源を国と地方でどちらで分担しているかということで、内訳が複雑になっているだけで、僕たちにはあまり関係なさそうです笑
ふるさと納税といえば、やっぱり各自治体の返礼品に目が行ってしまいますよね。
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自腹2,000円でふるさとに貢献しながら、高級なお肉や海産物など、地方の特産品が手に入るという、二重にお得な制度なわけです!
ふるさと納税額(寄付額)を決めるにあたり、控除額を知る必要があり、控除額を知るためには所得や住民税などの税負担の額を知る必要があることがわかっていただけたかと思います。
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「では、早速計算してきましょう!」
と、言われても計算が面倒くさいですよね。
そこで登場するのが、3STEPで寄付上限額を勝手に計算してくれる「かんたんシミュレーター」です。
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これまで、ふるさと納税とはどのようなものであり、どのようにして納税額を決めていくのかをお話ししました。
それでは、本題に入ります。
楽天ふるさと納税とは、楽天市場が提供するふるさと納税です。
納税対象は、総務省より「ふるさと納税の対象となる団体」と指定されている自治体のみです。
楽天ユーザーの方々にふるさと納税をするなら楽天ふるさと納税をおすすめする理由を4つお伝えします。
- 楽天会員なら楽天IDを使って楽天市場での買い物と同じステップで自治体に寄付できる
- 楽天会員なら楽天ふるさと納税額に応じて、ポイントが付与される
- 寄付は、クレジットカードでも楽天ポイントでもできる
- 楽天市場の会員情報を使って寄付できるため、寄付者の情報登録の手間が省ける
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先ほどご紹介した「かんたんシミュレーター」を使って、今年のあなたの寄付上限額を知りましょう。
先ほど計算した寄付上限額に合わせて、各自治体が出している商品を購入しましょう。
この記事を読んでいる今はあまり関係のない話ですが、自治体に寄付しても確定申告をしなければ、ふるさと納税本来のメリットを得られません。
確定申告は、ふるさと納税を行った翌年の3月15日までに行います。
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確定申告に関する記事は、今後書いていく予定ですのでしばしお待ちを!
「こんなのもあるよ!」ということで、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」について簡単にご紹介します。
![ふるさと納税ワンストップ特例が適用される場合。注意、確定申告が不要な給与所得者等が対象。ふるさと納税先の自治体の数が5団体以内で、確定申告を行わない場合。ふるさと納税を行った方は、ふるさと納税先の自治体に、ふるさと納税ワンストップ特例申請書の提出をします。ふるさと納税先の自治体から、住所地市区町村に、控除に必要な情報を連絡します。ふるさと納税を行った方は、ふるさと納税を行った翌年度分の住民税が減額されます。](https://i0.wp.com/www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/topics/img/img_topics_002.gif?w=880&ssl=1)
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「確定申告の不要な給与所得者は〜確定申告が不要になります。」って、一見するとわかりにくい文章ですね。
これは、サラリーマンは元々会社の年末調整で申告がいらない人がほとんどなのですが、
「会社では医療費控除や寄附金控除を調整しないので、ふるさと納税の適用を受けるためにはそのためだけに確定申告をしなくてはいけなくなり面倒だ」
という声に応えて、
自治体同士の間で調整することで、わざわざふるさと納税のためだけに申告しなくてもよい制度を作った、ということにようです。
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ホームページを見ていただけるお分かりいただけるかと思いますが、ふるさと納税をする先はたくさんあります。
美味しそうな食べ物、欲しいものがあるからその自治体に寄付するというのも一つの選び方です。
そのような選び方も楽しいですが、自分に少しでも関係のあるところ、お世話になったところに寄付するのも心が温かくなり、気持ちがいいですよ。
ということで、おすすめの寄付(納税)先の選び方を4つご紹介します。
- 自分が地方出身なら故郷の自治体へ
- 自分は都会出身だけど親が地方出身なら、親の故郷の自治体へ
- 行ってよかった旅先の自治体へ
- ご結婚されている方なら、お相手のご家の自治体へ
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ここまで長いことお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後に本記事のまとめです。
- ふるさと納税をすると翌年の住民税を最大2,000円まで減らすことができる!
- 楽天ユーザーなら、楽天ふるさと納税を利用することで、翌年の住民税を減らせるだけでなく、返礼品がもらえて、さらに楽天ポイントもいただけちゃう!
- ふるさと納税した翌年に忘れずに確定申告を!
12月も残り半分と少しです。
寒くなってきましたので、体調には気をつけてくださいね。
来年に向けてお金の整理をし、寄付をして返礼品をいただいて、一年を気持ちよく終えましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。