コラム

115回医師国家試験を終えて【6年生の1年間と勉強記録】

ケンタロー
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1月

いよいよ年が明けて、残り約1ヶ月のカウントダウンになりました。

家に引きこもってひたすら勉強しました。

直前期は記憶が鮮明ということもあり、やったこと1つ1つに実際の勉強方法や感想を添えたいと思います。

究極MAP

年が明けたと同時(@1月1日10時〜)に配信された「究極MAP」、僕はこれを本番までに10周することを絶対条件に最後の1ヶ月間を過ごしました。

実際の勉強記録は以下の通りです。

1周目は、配信された日に配信講座を視聴(1倍速)。配信動画数も2コマくらいなのでじっくりと聞き、記載内容以外の口頭部分も全てメモしました。

2周目以降は、2倍速で視聴しました。

ここからは視聴しながら新たなメモを加えることはあまりありませんでしたが、サマライズや直前講座、QBを解いていての気付きに加え、口頭試問で覚えた内容だが記載されていない内容などを加えていきました。

そして、実際に使用した僕のテキストがこれです。

ケンタロー
ケンタロー

これまでで最も「いいね」を頂いたツイートになりましたm(_ _)m

QBオンライン過去問3年分

医師国家試験受験生が必ずやる、そして完璧に仕上げてくるのが過去問3年分です。

これから紹介する方法が「完璧に仕上げる」に相応しいかというと自信はありませんが、参考になれば嬉しいです。

正直、これまでの勉強の中で過去問3年分の問題を解いてしまっているので初めて問題を見る感じで解くのは不可能ですが、可能な限り本番のように演習しました。

具体的な方法は以下の通りです。

  1. 厚生労働省のHPから問題のPDFををダウンロード
  2. 公式PDFを使って問題を解く
  3. 解答をQBオンラインに入力
  4. ◎◯✕で問題を仕分け(または◯△✕)

「公式PDF+QBオンライン」という方法を取りました。

この方法のメリットは、本番のように解きつつ、正答率や知識の抜けの仕分けが直ぐにできることです。

また、この方法には「1問ごとに入力」「1ブロック解き終わってから入力」の2通りあります。

それぞれの特徴を上げると以下のようになります。

  • 「1問ごとに入力」→1問解くごとに答えを見ることになるので本番と少し異なるが、時間の節約になる
  • 「1ブロック解き終わってから入力」→より本番に近づけることが可能だが、時間がかかってしまう
ケンタロー
ケンタロー

これは好み!

※◎◯✕で問題を仕分けについては、次の「QBオンライン全科目1周目問題」で紹介します。

QBオンライン全科目1周目問題

これまでの問題演習で正解してようがしてまいが、全科目の1周目問題を全問題を解きました。

過去問3年分に引き続き、ここでも◎◯✕で問題を仕分けを行いました。

具体的な方法は以下の通りです。

  1. 選択肢をすべて比較した上で正解できた問題は、本番の自分を信じて自身を持って「◎」へ
  2. 1つ以上微妙な選択肢があったけど正解した問題は「◯」のまま(この際わざわざ△にする必要はなし)
  3. 間違った問題は「✕」
  4. 2周目以降は「◯」と「✕」がすべて「◎」になるまでひたすら反復

「△」を使用せず、「◎」「◯」「✕」を使用することのオススメな点は、次に問題演習するときに「◎」は最初から除外されているので演習前の絞り込みで選択する必要なくなることです。

ケンタロー
ケンタロー

自信持って正解できる問題を「◎」にポイする感覚が気持ちよかったというのもあります笑

テストゼミ2020予想編

過去問ばかり解いていると頭がボケてしまい新問題に対応できなくなりそうと思い急遽受講しました。

受けてみて良かった点は以下の通りです。

  • これまで過去問で見たことのない問題を解くという上で良い刺激になった
  • 各回ごとに合格ラインがあり、それを目標に本番のように解くことができた

この際、予想問題を「当たってくれ頼む🙏」として解くのではなく、あくまでフレッシュな問題を解くイメージで解くのがいいかと思います。

MEC直前予想講座

サマライズに引き続き、孝志郎先生のエピソード記憶炸裂です。

サマライズを受講した人には良い復習になる講座だと思いますし、各科目の総復習になるので良い講座だと思います。

シリーズ第1弾の「これから受験する方々へ」にも書きましたが、配信時期が1月の後半辺りからなので自分の勉強計画と要相談だと思います。

良い講座だと思いますが、当初勉強計画に入れておらず、まとまった復習のタイミングを確保できなかったためせっかく受講したのに消化不良になってしまいました。

ケンタロー
ケンタロー

せっかく受講したのに消化不良は悔しい…😥

MEC LAST MESSAGE

こちらはほんとにほんとに直前期という感じでした。

先程の直前予想講座が一般臨床対策だとしたら、LAST MESSAGEは必修対策というイメージです。

これも孝志郎先生のエピソード記憶炸裂です。

また、バーチャルイベントも楽しかったです。

サマライズや直前講座の復習

「復習しなきゃ💦」と焦って爆速でテキストを見渡した感じです。

試験本番「的中してたね!」という声を聞きましたが、「え?マジ?」という状態できちんと理解に繋がっていなかったことが露呈してしまいました。

せっかく受講するなら「見たことある」ではなく、きちんと理解まで落とし込みましょう。(心の底から思いました。)

115回医師国家試験の前日と当日

前日は、究極MAPを最後に1周しました。

最後は停めることなく流しっぱなし。

毎日聞き続けてきたからこそ心の落ち着きになりました。

ケンタロー
ケンタロー

おすすめです!

初日の自己採点はどうする?

先に結果をお見せすると以下の通りです。

これを見るとわかると思いますが、1日目は良かったけど2日目が良くない。

結果としては、初日の点数が良かったので2日目を安心して解くことができましたが、これが逆だったらと思うとちょっと怖いですね。

各予備校の先生方も初日の自己採点は推奨していません。

それを聞いて、はじめは僕も自己採点はしないでおこうを思っていました。

しかし、僕は普段の模試や卒業試験で各ブロックごとに自己採点をしていた人間なので、初日の点数が良かろうが悪かろうが気になってしまいました。

実際に国家試験本番に自己採点をした身として、これから国家試験を受ける方々にお伝えしたいのは、

  • 本番自己採点をするなら→普段の模試から自己採点して慣れておく
  • 本番自己採点をしないのなら→普段の模試からも自己採点はしない

ことです。

まとめ

僕の6年生の1年間を紹介しました。

これから医師国家試験を受験する方々の1つの参考になれば嬉しいです。

勉強的な観点から伝えたいことは以下の2つです。

  1. 1つ決めた予備校を信じ切って完璧にしたほうがいいと思う!
  2. 直前講座は、取らなければいけないといったことはないと思うが、それを受講することで直前期の不安を解消できるのなら取るべきだと思う!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

当シリーズは、あと2つ続きます。

ぜひそちらも読んでいただけると嬉しいです。

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ABOUT ME
ケンタロー
ケンタロー
医局デザイン担当
普段は泌尿器科専攻医として勤務。医局主催の研究会では、抄録集、ポスター、幕間スライド、QUOカードのデザインを担当。 研修医時代、発表した症例は特に珍しいものではなかったが、スライドデザインと発表技術が評価され、銀賞を受賞。 現在では、自分だけにとどまらず、ココナラなどの外部サービスを通じて、スライド作成のサポートも行っている。
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