【医局抄読会】失敗しない抄読会スライドの作り方

抄読会を
控えている人
抄読会を 控えている人

やばい!!今月末の抄読会の担当、僕だった💦
まだ論文も決まってないし、スライドもどう作成して発表したらいいのかわからない…。

こんにちは、ケンタローです。

先日、所属している医局の抄読会で発表をしました。

緊張しましたが、上級医からもお褒めの言葉をいただき、頑張って準備した甲斐があったと感じております。

そこで今回は、これから発表を控えている新入局者の方々に向けて、「失敗しない抄読会スライドの作り方」をテーマにお話ししていきたいと思います。

抄読会の目的と目標

僕が思う抄読会の目的と目標は以下の通りです。

抄読会の目的

  • 情報の共有と理解の促進

抄読会の目標

  • 情報の精度と正確性の確保
  • 共通の理解と意思決定の根拠の提供

【抄読会の目的】情報の共有と理解の促進

抄読会は参加者間で情報を共有し、共通の理解を深めることを目的としています。

新たな知識や情報を効果的に共有することで、チーム全体の学習と成長を促進させることができます。

【抄読会の目標】情報の精度と正確性の確保

抄読会では提供される情報は、正確で信頼性の高いものである必要があります。

情報の信頼性を確保するために、発表者は適切な情報収集と共有を行い、参加者は情報の評価を行い、チーム全体で信頼できる情報源かどうかを議論します。

【抄読会の目標】共通の理解と意思決定の根拠の提供

抄読会は、参加者間での意見交換や討議を通じて共通の理解を築くことを目標としています。

議論を通じて意思決定の根拠を提供し、組織やチームの方針や戦略の形成に寄与します。


参考文献の選定と情報収集の方法

適切な参考文献と情報の収集は、発表の信頼性と価値を高めるために重要となります。

参考文献の選定と情報収集には以下のようなポイントがあります。

  • 信頼性の高いピア・レビュー済みの文献や信頼できるウェブサイトを選ぶ(おすすめはPubMed!)
  • 専門家の意見や最新の研究結果に基づいた情報を収集する(おすすめはUpToDate!)
  • 複数の情報源を比較し、客観的な視点を持った批判的吟味をする

参考文献の選定の具体的な手順

  1. 抄読会のテーマに合わせた気になる論文をUpToDateで見つける
  2. 「Reference」を参照し、「Abstract」をDeepLで翻訳して、内容を把握する
  3. 簡単な批判的吟味を行う
批判的吟味

今後、記事にする予定です。お楽しみに!

抄読会で使用する文献が決まったら

DeepLを使用ながら、論文を和訳し、読み込みます。

その際、スライドに載せる部分と載せなくても良さそうな部分を選択しながら読み進めましょう。

抄読会スライドの作成方法

抄読会スライド作成のポイント

抄読会に限った話ではないですが、スライド作成において、分かりやすさを向上させるポイントがいくつかあります。

  • 見出しや小見出しを明確にしており、論理的な構成である
  • 簡潔で分かりやすい文章や図表を使用し、情報を詰め込み過ぎていない
  • 主題ごとにセクションを作り、必要な情報が適切に整理されている
  • 引用や参考文献のリンクを明示しており、信頼性と情報源の透明性が確保されている

この「抄読会スライド作成のポイント」を意識した上で、次はスライドの構成を考えてみましょう。

抄読会スライドの構成

抄読会スライドの構成は、以下のようになります。

イントロダクション

抄読会の目的と概要を明確に説明する。

  • タイトル
  • 導入
  • 今回の文献
メインコンテンツ

文献で示された情報を論理的な順序で提示し、著者が伝えたいことを参加者にわかりやすく伝える。

  • 背景・目的
  • 対象・方法|研究デザイン、研究方法、データ収集の方法
  • 結果|主な結果やデータ、グラフや図表
  • 考察|結果の解釈、著者の考察や結論
  • 結論・今後の展望
結論

要点をまとめ、参加者にメッセージやアクションを促す。

  • 要点のまとめ
  • 今回の論文を活かして、今後に活かせること
スライドのデザインについて

今後、記事にする予定です。お楽しみに!

終わりに

本記事では、「医局抄読会での失敗しない抄読会スライドの作り方」をご紹介しました。

この記事を読んでくださった方の中には、初めて抄読会で発表する方もいるでしょう。

初めは、どうすればいいのかわからず一つ一つの作業に時間を要すると思います。

しかし、一度自分の中で型が決まれば、あとは型に沿って進めていくだけです。

本記事は、その型作りの手助けができれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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